現代日本人の集団意識の変化について
2016-10-21张莹
张莹
摘 要:周知のように、日本人の集団意識は日本の武士道と同じように全世界に知られる。日本人の集団意識は非常に強固なもので、これが日本の経済発展に大きく貢献しただけでは無くて、集団を重んじるとの日本民族像を全世界に打ち立てた。しかし、20世紀70年代から、貧困を克服した日本人の意識構造が変わることに伴い、日本を豊かな国に導いた「集団意識」も変化している。本論文は村上春樹の新作『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を中心に、作品における「赤松」、「白根」と「多崎つくる」の人物が集団を離れる前後の集団意識の変化と「赤松」、「白根」が、自分の心に従い自ら集団を離れた主人公「多崎つくる」への嫉妬という二つの面を通し、作品の中に反映された現代日本人が伝統的な集団意識への挑戦を始めたという変化を研究した。今後日本人の国民性への研究に少しでも役立てば良いと思われる。
关键词:現代 日本人 集団意識 変化
中图分类号:H36 文献标识码:C 文章编号:1672-1578(2016)05-0289-05
1 はじめに
1.1 問題意識
戦後、日本人の集団意識は日本の経済発展に貢献しただけではなくて、しっかりと団結している日本民族像をも打ち立てた。しかし、20世紀70年代から、貧困を克服した日本人の意識構造が変わりつつあり、経済高度成長期に導いた「集団意識」は一時疑われた。特に、欧米先進諸国との交流に伴い、日本の若者の中には、欧米の「個人主義」の影響を受けた人がだんだん多くなってきた。彼らは政治への興味がなくて、奇抜な服装をしており、個性を強調する。それに、社会への帰属感が弱くて、生活上の享楽を追い求める。今回、私は村上春樹の新作『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を読み、本の中に現代日本人の集団意識の変化が著しく現れていることに気づいた。同時に、村上春樹は日本人の集団意識を描写する代表的な作家であるとの事から、この本を中心に現代日本人の集団意識の変化を研究する必要があると考えた。作品の中の代表人物に現れた集団意識を比較的に分析し、その中に投影された現代日本人の集団意識の変化を見出し、論述する。
1.2 先行研究
今まで、日本人の集団意識についての研究は多くある。しかし、それは殆ど伝統的な集団意識についての研究である。「日本集团意识形成的原因及特点」と「中日集团主义比较研究」という二つの文章は日本人の集団意識の形成原因、特徴や中日集団意識の対比などを分析した。……
