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国木田独歩『忘れえぬ人々』における「小民」分析

2017-10-21伍开朗

西江文艺 2017年19期
关键词:小民空間琵琶

伍开朗

【要旨】:国木田独歩は「民衆の詩人」だと言われてきた。確かに、独歩の文学の中に永遠に生き続けるヒーローやヒロインたちの大部分は英雄でもなければ女傑でもない。かれらは独歩が自ら「小民」と名づけているように、歴史の谷間に忘れられていった無名の民衆に等しい存在である。本稿は作品に基づいて作品に現れた「小民」像を分析し、また、「愛と誠と労働の真理」を信条とした近代日本のキリスト教との間で果たして関係があるだろうか。さらに、最後に大津が「忘れえぬ人々」この文章にもう一人を書き加えたが、その人は亀屋の主人であり、画家の秋山ではなかった。その原因について探究したいと思う。

【キーワード】:国木田独步;小民;自然观;浪漫主义

一.孤島の漁夫

【本文2】と見るうち退潮の痕が日に輝っている処に一人の人がいるのが目についた。たしかに男である。また子供でもない。何か頻りに拾っては籠か桶かに入れているらしい。二三歩あるいてはしゃがみ、そして何か拾っている。自分はこの淋しい島かげの小さな磯を漁っているこの人をじっと眺めていた。船が進むにつれて人影が黒い点のようになってしまって、そのうち磯も山も島全体が霞の彼方に消えてしまった。

「小さな磯を漁っている」この漁夫は、船の進むにつれて、「霞の彼方」に「黒い点」になって消えた。無限の空間である大自然で人間はただ小さい存在であることを大津が感じた。そらに、本文3の部分によると、大津は無窮の天地に「生の孤立を感じる」時、これらの人々が「心に浮かんで来る」のである。つまり、この漁夫を忘れないのは、彼を見るとき、孤独の共感が大津とこの漁夫の間に存在することであろう。「孤独」の小民像も明らかになった、

二.阿蘇山の馬子

【本文4】天地寥廓、而も足もとでは凄まじい響をして白煙濛々と立騰り真直ぐに空を衝き急に折れて高嶽を掠め天の一方に消て了う。壮といはんか美といはんか惨といはん歟、僕等は黙然たまゝ一言も出さないで暫時く石像のように立て居た。此時天地悠々の感、人間存在の不思議などが心の底から湧いて来るのは自然のことだらうと思ふ。

本文の内容によると、大津は阿蘇の噴煙を見ながらこの馬子(壮漢)を見送っている。先ほど、山上に悠々たる天地に対する感動もまだ残り、この時馬子の「悲壮な声」が彼の心を動かした。つまり、悠々たる天地に孤独な馬子の「悲壮な声」が響いている。無窮の天地における孤独な小民の姿が見える。

三.浜の琵琶僧

三番目の人物は、四國の三津ケ浜で、晴れ渡る日に朝市で出会ったひとりの琵琶僧である。その時のことが以下のように示されている。

【本文6】あの嗚咽する琵琶の音が巷の軒から軒へと漂うて勇ましげな売声や、かしましい鉄砧の音と雑ざって、別に一道の清泉が濁波の間を潜って流れるようなのを聞いていると、嬉しそうな、浮き浮きした、面白そうな、忙しそうな顔つきをしている巷の人々の心の底の糸が自然の調べを奏でいるように思われた。『忘れえぬ人々』の一人は則ちこの琵琶僧である。

琵琶の音とこの「忙しそうな巷の光景」はいかに調和しないだろう。大津は感嘆する一方で、琵琶の音は「別に一道の清泉が濁波の間を潜って流れるよう」に、騒がしいこの巷に流れ、無限の天地に響いている。その巷でで誰も知らない大津は琵琶の音を聞いて、自分と同じような孤独な存在である琵琶僧に感動された。つまり、孤独な「小民」である。

四.亀屋の主人

亀屋の主人は最後に、「忘れえぬ人々」に書き加えた人物である。この「小民」についての描写は主に作品の最初の部分に集中される。大津が亀屋に入る前のことが以下のように書かれている。

【本文7】この日は大空かき曇り北風強く吹いて、さなきだに淋しいこの町が一段と物淋しい陰鬱な寒そうな光景を呈していた。昨日降った雪がまだ残っていて高低定まらぬ茅屋根の南の軒先からは雨滴が風に吹かれて舞うて落ちている。草鞋の足痕に溜まった泥水にすら寒そうな漣が立っている。日が暮れると間もなく大概の店は戸を閉めてしまった。

作品の視角は亀屋の内から、溝口に移し、さらに、広い「武蔵野」まで転じた。淋しい町で亀屋の店だけがまだ営業している。無窮の天地における亀屋は、まさに孤島における漁夫ように小さい。亀屋の主人も「武蔵野」という無限の空間の中で、一つの孤独な存在になった。

参考文献:

[1]定本国木田独歩全集古岡秀人学習研究社昭和53

[2]国木田独歩の自然描写三宅義信近代文学試論 (3), 1-12, 1967-06-25

[3]「独歩と透谷の自然」中村光夫『近代の文学と文学者』朝日新聞社、昭53·1

[4]溝の口龜屋探索記 : 国木田独歩神野幸人佐伯史談 (193), 26-28, 2003-06

[5]国木田独歩の文学宮本文彦千葉敬愛短期大学紀要 9, 13, 1987-03

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